いよいよハーグ条約の批准にむけて政府も動き出しました。
先日ハーグ条約が施行されたことを前提にした「国際模擬調停」が大阪弁護士会館で開催されました。いまさらながらハーグ条約の問題点を再認識する思いでした。
ハーグ条約は単に管轄地を定めるに過ぎない、子供がもともといた場所で今後の親権や監護のありかたをきめるための手続きにすぎないといわれています。
しかし、子供を連れ帰れて帰国した母親に対して父親から告訴手続きなどがとられている場合が多く、母親はもとの居住国に簡単に戻ることはできません。そのため子供を一旦もどすことは母親にとって決定的です。
国内で子供を奪い合うのと次元が異なることを感じました。
離婚が子供との永遠の生き別れにならないためにも今後はもっと条約の内容や、留意すべき事項をひろく知らせる必要があると思いました。
私もまだまだこれから勉強する必要がありそうです。